コラム COLUMN
むし歯予防をさらに効果的に! ポイントは「 寝る前の歯磨き 」
こんにちは。
福岡市南区の「秋岡デンタルクリニック」です。
「むし歯になりたくない!」 「子どもをむし歯から守りたい」……。
そんなふうにお考えの患者さまに大切にしていただきたいのが、毎日のセルフケア「歯磨き」です。
「えっ?歯磨きなら、もちろん毎日しているけど?」
という人がほとんどだと思います。それなのにむし歯になってしまうとしたら、お口に合った適切な歯磨きができていないのかもしれません。
そこで今回は、むし歯予防の効果を格段にアップする「歯磨きのコツ」について解説します。
「寝る前の歯磨き」は最も大切です
1日の中で特に重要なのが、「寝る前の歯磨き」です。なぜなら、睡眠中は唾液の分泌量が減るからです。
唾液と聞いて、なんとなく臭そう・汚なそうといったイメージを持っている人もいるかもしれません。
でも実は、口の中を衛生的に保つ殺菌作用があり、「天然のデンタルリンス」ともいわれるほど優れたパワーを秘めているのです。
朝起きた時、のどが乾いていると気付いたことはありませんか?
これは就寝中に唾液が減って、お口の中が乾燥するからです。
つまり、寝ている間は唾液が減って自浄作用が低下してしまうため、お口の中では細菌が繁殖しやすくなり、むし歯になりやすくなるのです。怖ろしいですね!
磨き残しを減らすために「デンタルフロス」を!
歯ブラシ1本だけで落とせる汚れは、上手に磨けたとしてもお口の中の約60%といわれています。
しっかりと歯の汚れを落としたつもりでも、約40%は磨き残してしまうのです。
その理由は、お口の中には歯と歯のすき間など、歯ブラシの毛先が届きにくいところが意外にもたくさんあるから。
そんな磨きにくいスポットもきれいにできるのが、デンタルフロスや歯間ブラシなどのアイテムです。
通常の歯ブラシにデンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、磨き残しを格段に減らせます。
なお、予防歯科の先進国である北欧の国、スウェーデンの実態をご存知でしょうか。
80歳を過ぎた方のお口に残っている残存歯数は、スウェーデンでは平均21本以上。
対する日本では、85歳以上の残存歯数は平均14本です(令和4年厚生労働省の歯科疾患実態調査より)。
自分の歯で噛んで、おいしく食べるのに必要な歯は20本といわれていますから、日本はもう少し頑張りたいところです。
スウェーデンでは、デンタルフロスを併用した歯磨きを国民の2人に1人が実践しているといいます。
デンタルフロスを取り入れた歯磨きで歯の寿命を延ばすように心がけたいですね。
お一人お一人のお口に合った歯磨きを実践して、むし歯を予防!
私たちは、歯を長持ちさせるためには「むし歯になってから治療を行うのではなく、むし歯にしないことが大切」と考えます。
「秋岡デンタルクリニック」では、患者さまの歯をむし歯から守るために、定期検診でプロによる予防クリーニングを行っています。
ご自身の歯磨きを歯科衛生士と一緒に見直し、ご自宅でのセルフケアを充実させましょう。
患者さまのお口の形を踏まえた、使いやすい歯ブラシやデンタルフロスのご提案もいたします。ぜひ毎日の歯磨きにお役立てください。
気になることやお困りのことがありましたら、どうぞお気軽に「秋岡デンタルクリニック」までご相談ください。
これからも、お口の健康を私たちと一緒に守っていきましょう。
最近の投稿
- ホワイトニングで印象アップ!
- よく噛むことは元気のもと! 矯正治療で噛めるお口に
- 見た目だけではない! 審美治療でできることって?
- 喫煙するとむし歯や歯周病に!? 喫煙習慣と予防
- 子どもも予防は必要? 一生いい歯を維持するには